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「バイオマス資源(地域資源)を生かした持続的循環型地域再生と公会計改革の推進(大森一生)」(高梁市議会9月定例会一般質問)-cafe' de 紅緒

 

高梁市議会9月定例会が8/22(月)より始まります。任期最後の議会。

 合併して12年が経過。「公」とは何か。「公共性」とは何か。縮小していく地域社会、経済における「新しい公共」とはどのようなものなのか。そしてそのような予想される近未来に対応していくにはどうしたらいいのか。これまで、補助金や外部資本(人材)に頼らない自立した経済、地域再生には何が必要なのかといったことを中心に質問してきました。

 最後の質問も、これまでの8年間の集大成とまではいきませんが、これから10年、20年先の高梁市を持続可能なまち(人口扶養力の高いまち)にするためには、今、何をしたらよいのかを議論の中心に質問をします。

 ここ数年、時間の都合で質問できなかった「バイオマス資源を核にした地域再生」の質問がメインなのですが、その実現には、その前提となる今の行政の仕組み、思考、意識を変えていかなければ不可能。それには公会計制度の改革は絶対必要条件だと思っています。多分、そのメインの質問に入る前に時間がほとんど無くなっているのではないかと思っています。

 

【9月議会一般質問通告書】

1. 高梁市における公会計改革推進及びその進捗状況と総合戦略、地域創生について

 (1) 高梁市は少子・高齢化、人口減少など非常に厳しい状況にある。これまで公共事業を中心にした地域経済対策、雇用対策、少子化対策、大学、企業誘致などさまざまな施策が講じられてきた。一定の成果は上げていると思うが、大局的には人口流出、少子化に歯どめはかかっていない。その状況について、どのような認識を持っているのか。また、検証は行われたのか

 

(2) 縮小社会に対応した、本市における行政経営の使命と行政経営における公会計情報の戦略的利用の認識、取り組みとその状況について聞く

 

(3) 現行制度での行政運営の限界と公会計改革推進及び本市の持続的発展を前提とした総合戦略と地域創生について聞く

 

 ①「まち・ひと・しごとの創生に向けた政策5原則」についての認識、定量的分析も含めた市としての取り組みの現状と政策の方向性について聞く

 

 ② 時代の変化とともに、旧朝霧温泉「ゆ・ら・ら」、新図書館を核にした駅前複合施設などが象徴する、これまでの税金で人を集める政策手法の限界がやってきているように思われるが、どのような認識を持たれているか聞く

 

 ③ 若者、女性が活躍でき、高齢者も生きがいを感じるような社会資本整備、政策が、換言すれば世代間、地域間リレーのできるまちづくりが、世代、属性、地域間を超えた好循環を創出し、総合戦略、地域再生につながっていく。高梁で働き、高梁で家庭を持ち、高梁で暮らし続けるには何が必要なのか。それには行政、政治の根本的改革、意思決定の再構築が、まず必要だと思うが、現状認識及びその戦略と方向性について聞く

 

2. バイオマス(生物、植物由来)資源を核に地域資源を使った持続可能な循環型地域社会の構築と経済振興について

 

(1) これまで電力などのエネルギー政策は国のもとで行われてきた。福島原発事故以降、そ

 のエネルギー政策は不透明のままだ。地球温暖化対策も含め、太陽光、バイオマス、小水力発電など再生可能エネルギーの重要性は日ごとに増しているが、本市における循環型社会の構築に向けての取り組みの現状と課題について聞く

 

(2)  バイオマス資源を中心とした再生可能エネルギーの利用とそれらに関連した公共施設の再整備、転換を含めた現状と地域創生、持続可能な循環型社会の構築、とりわけ産業振興、経済活性化に結びつける戦略の可能性について聞く。また、それらの効果を農業振興、観光興、医療・福祉、スポーツ振興などの異分野に、さらに公民連携、大学連携へと波及させていくことが地域共同体の維持、持続可能な社会の実現になるのではないか。「域内総生産(GRP)と地域(市民)所得との関係性」と「公共性の確立」の視点も含めて聞く